ヴィラ・グランデ 青山 ~返り討ちの日曜日~
ヴィラ・グランデ 青山 ~返り討ちの日曜日~
大阪サンケイホールブリーゼ
2011/12/4
竹中直人と生瀬勝久のユニットの初公演。
お話についてははここの「物語」のページに以下のように書いてある。
20年前、バブル末期に建てられた、小洒落てはいるが造りの悪いマンション『ヴィラ・グランデ 青山』の中庭に、民谷史章(竹中直人)とその友人であり仕事仲間でもある陣野圭作(生瀬勝久)がいる。民谷の仕事は 広告デザイナーで、新築時このマン ションの一室を事務所兼自宅として購入。カメラマンである陣野も同時期に購入したのだが、最近、母親との同居を決めて引っ越した。部屋は売却せず賃貸に出 し、借り手もすぐに見つかった。
近い職種の二人はここで知り合い、この20年の間にたくさんの仕事を共にした。しかし二年前、陣野が民谷のセンスを「時代遅れだ」と評したことから二人は仲違い。以来、仕事はおろか、ろくに口もきいていない。そんな中、陣野は突然民谷から連絡を受けたのであるー。
陣野の部屋を借りる美女・早坂津弓(山田優)、民谷の娘・蓮(谷村美月)、突然民谷に会いにきた謎の青年・日野康也(松下洸平)、マンションの管理人・岡根三知男(田口浩正)が巻き込まれながら、絶妙且つ軽快な会話によって繰り広げられるシニカル・コメディ。
最後まで笑いが絶えずに時間が過ぎていくのだが、ラストは尻切れ。というと言葉が悪いが、続きを観たくなるようなものだった。
ちなみに山田優のY字バランスは驚愕だった(まだ公演が続いているのであえて詳しく書かないが)。
作者の倉持裕は、以前に観た「鎌塚氏、放り投げる」も書いていた。
話もそうだが、今回の演出もおもしろかった。
マンションの二人の部屋で話が進むのだが、舞台上には二つの部屋のセットが組まれておらず、ひとつのセットの壁に額縁(ポスター)があるかどうかで部屋が区別される。
額縁がするすると降りてきたり、上がっていったら、場面転換ということになる。
しかし、登場人物は部屋に居たままになる。
片方の部屋の話で二人が言い合っている間に、ここに居るはずのない別の部屋の人物が割って入ったりする。
ちょうど二つの部屋の、同じアングルで撮った映像を重ね合わせるようなイメージだ。
マンションという、同じ間取りの家が並ぶ空間をうまく使っていると思った。
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